【手術室へ転職】日勤のみ 土日祝日休みの勤務で 家族との時間を大切に

転職・生活

夜勤により生活リズムが崩れ、体力的にも辛い

少人数で勤務する夜勤は、一人の負担が増えきつい

週末も仕事になるため、子どもや家族との時間が少なくなってしまう

夜勤をしている看護師さんはこういったことを感じたことがあるのではないでしょうか?

手術室は日勤だけのことが多く、土日祝日休みです、病院によっては夜勤のある手術室もあります

基本日勤だけの手術室に転職することで夜勤から抜け出し、生活リズムが整い体調不良の改善
また家族との時間を確保ができるようになると思います

そんな手術室への転職を考えている人に参考になればと思います

手術室の勤務

手術室は病棟とは違いオープンになっていないため、普段どのようなことをしているのかよくわからないという方もいるかと思います

手術室での1日の流れなや、勤務形態などを紹介していきます

手術室の1日の流れ

ある日の手術室での流れです、私が手術室に配属して間もない時の器械出しをメインにやっていた時の1日の流れになりますので、配属された時はこんな感じなんだなとイメージしてもらえると思います


また、病院の規模やその日の手術件数にもより1日の流れが変わるので参考までにしてください

【8:00】出勤

出勤をしたらまず、1日自分がどの手術に入るのか確認します。朝来たら手術が増えていて前日の予定とは違うスケジュールになることがよくあります
1日のスケジュール確認が終わったら自分が担当する患者さんの情報を見ます、前日にも情報収集をするのですが夜のうちに発熱があったなどの理由で手術が中止になることが時々あります

情報収集などを終えたら午前中の手術の準備をします、手術をする部屋の準備、手術で使用する器械の展開(展開とは手術で使用する器械を器械台に並べること)をします。準備が終わったら手術を一緒に担当する外回り看護師とカンファレンスを行い、部屋と物品の最終確認をダブルチェックで行います

【9:00】午前の手術開始

外回り看護師と一緒に患者さんを受け入れます、患者さんをベッドの上に誘導しモニター類の装着、点滴の確保をし麻酔前の準備をしていきます
準備が終わり麻酔導入の介助をし、患者さんの体位固定を医師と一緒に行い終わったら手洗いに行きます

手洗いを終えたらガウンと手袋を装着していよいよ手術の開始です

【11:00】手術終了

手術が予定通り進行し、終了となると患者さんの退室の準備をしていきます
全身麻酔であれば抜管の介助を行い、状態が安定したら病棟の看護師に引き継ぐまで外回り看護師をと一緒に行います

退室後器械出し看護師は手術で使用した器械を片付け、術中にもするのですがもう一度器械の数があっているのか確認します

【11:30】休憩

手術中の緊張状態から解放されます

午前の手術が予定より長くなり、休憩時間が少し短くなってしまうことも時々あります

【12:30】午後の手術の準備

午前の手術同様、部屋や器械の準備をしダブルチェックを行います

手術室では多くのチェックがあります、手術を行う部屋の温度や空調などの環境は患者さんを受け入れる状態になっているか、手術に使用する物品の不足はないか何度も確認をします

準備が不足していることにより手術時間が延長してしまうと患者さんへの手術による侵襲が増えてしまいます、そういったことにならないように何度も確認をします

【13:00】午後の手術開始

その日の手術件数により午後は手術にはいらいないこともあります

自分の担当する手術がない時は、他の手術の準備日などのサポートをします

【15:00】午後の手術終了

手術が終了したら器械の片付け、部屋の掃除を行います

【15:30】術前訪問・術後訪問

翌日担当する患者さんの情報収集をし術前訪問を行います
術前訪問で手術室の説明などを行います、また、病棟の担当看護師に手術前の水分止めの時間を確認したり、家族の来院時間の確認をしたりします

手術の後に皮膚トラブルや、神経麻痺などの症状があった患者さんに対して術後訪問を行い、術後の経過観察をします

【16:00】次の日の手術準備

翌日の手術の部屋の準備、手術で使用する器械が滅菌されているかなどを確認します

手術について何か不明なことがあれば執刀医に事前に確認し準備をしておきます

【17:00】退勤

緊急手術などが入らなければ基本定時で上がれることが多いです

勤務形態

  • 日勤のみで土日祝日は基本休みのことが多いです
  • 病院によっては夜勤のある手術室もあります
  • オンコールがあり休みの日でもオンコールのため、病院に30分で到着できる場所で待機していないといけません
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手術室への転職メリット・デメリット

メリット

  • 日勤のみの勤務のためライフワークバランスが保ちやすい
  • 土日祝日休みなので家族との時間が確保しやすい
  • 多くの科の知識を習得することができる
  • 日々の勤務の中で手術を終わった後の達成感を感じ、仕事に対してやりがいを感じる

デメリット

  • 定時で上がれることが多いがオンコール対応の日は家に帰っても気が抜けない
  • 土日祝日の日もオンコールがある日は病院に30分で到着できるところまでしか外出できない
  • 長時間の手術につくこともあるため体力勝負のところもある
  • 常に緊張状態の中での勤務になる
  • 夜勤手当てがないので病棟勤務の看護師より給料が低くなる

手術室への転職前に確認しておきたいこと

手術看護師への転職をする前に手術室の平均給料などはいくらくらいなのか、各種手当は何があるのかなどを調べてみました

手術室の平均給料

手術室看護師の平均給料は30〜34万円です

看護師全体の平均給料が35万円ですので、看護師全体の平均月収より少し少ないくらいです

夜勤なし残業もほとんどなしの勤務で看護師全体の平均給料より少し少ないなら転職先に考えてもいいかもしれないですね

オンコール体制があるか夜勤があるのか、外来との兼務なのか転職先を探すときはその病院の勤務や給与体系により変わってくるので、手術室に転職を考えている方は事前に給与体系などを事前確認をしておく必要がありますね

手術室の各種手当

  • オンコール手当
    オンコールとは緊急手術のために自宅で待機をしていることです
    オンコール手当の平均は1回あたり2000〜7000円です。オンコールの時に呼ばれ出勤するとオンコール手当と合わせて、別途手当が支給されるケースもあります
  • 夜勤手当
    病院によっては夜勤のある手術室もあります、その場合は夜勤手当が付与されます
  • 危険手当
    手術室では鋭利な器具を扱ったり、臓器や血液製剤を扱ったりするので危険手当を支給している病院もあります
    危険手当の平均は月1〜2.5万円が相場です
  • 手術室勤務手当
    手術室の勤務は、専門的なスキルを必要とするため支給されている病院もあります

各種手当の支給により給料が大きく変ることがあるので、転職を希望する手術室の手当はどのようなものがあるのか確認しておく必要がありますね

まとめ

今回手術室への転職ということをピックアップし紹介しました

手術室は日勤のみの病院も多いので夜勤から抜け出したいけど、仕事へのやりがいを感じたい看護師さんにはオススメの部署だと思います

週末も子どもと過ごせ家族との時間を大切にしたい方は手術室勤務という選択肢もあると思います

夜勤がないので病棟看護師より給料が少ない場合もありますので、病院でどのような手当があるのかを事前にしっかり確認することをオススメします

私は夜勤手当も危険手当もありませんが、その分残業はしっかり取ることができる職場なのでオンコール手当と残業で月によっては病棟看護師さんの夜勤手当よりもらえる月もあります

最後まで読んでいただきありがとうございました、この記事を読んで転職先の選択肢に手術室が入れば嬉しいです

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