勤務中になんども手洗いをする看護師さんの中には手荒れに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
私もずっと手荒れに悩んでいた人間なので、手が荒れている状態で何度も手洗いをして、速乾性手指消毒剤をした時の痛みはよく分かります
手が痒くて夜も眠れない日々が続き、ステロイド入りのバケツがあったらその中に手を突っ込みたいと思うくらいでした
そんな手荒れに悩んでいた私ですが、今では手荒れをせずにしっかりと速乾性手指消毒剤で痛みに悩むことなく消毒をすることができています
私の場合手荒れが改善した方法は、「食洗機」を購入したことです
「食洗機」を使用する生活になってから本当に手荒れがなくなりました
「食洗機」はお金もかかるので最終兵器ということで、最終兵器を出す前に予防出来るよう手荒れの原因や予防方法について調べてみました
手荒れの原因
手荒れの原因としては、主に手肌が乾燥してしまい角層の柔軟性がなくなることです
手肌が乾燥してしまう原因は、手洗いや水仕事などで手肌の皮脂が奪われることが挙げられます
角層の柔軟性がなくなると「ひび」「あかぎれ」などの症状が出てきます
そしてどんどん皮脂が奪われ手肌のバリア機能の低下が進行していくと、外部からの刺激を防げない状態になってしまい「手湿疹」となり水泡ができ強い痒みが出てしまいます
この水泡が出てくると本当嫌なんですよね、またできちゃったかってテンションが下がります
慢性刺激性皮膚炎
手洗いや水仕事を常にすることで、手が外的な刺激を受けてダメージが加わることで発症する皮膚炎です
勤務中に手を洗うことの多い看護師は、慢性刺激性皮膚炎で悩むことが多いです
慢性刺激性皮膚炎は空気が乾燥する冬に悪化することが多いです
アレルギー性皮膚炎
特定の物質に対してアレルギー反応を起こすことで皮膚に痒みや発疹の症状が起こるものです
消毒液やゴム手袋が原因になることがあります
看護師が手荒れを予防するわけ
私は手荒れをしている時、手指消毒剤をすると痛みがあったので手指消毒剤の使用率がとても低かったです
手荒れをしていると手指消毒剤使用時の刺激により強い痛みがあるため、手指消毒剤の使用率の低下の原因になります
また手荒れをしていると黄色ブドウ球菌などが定着しやすくなってしまいます
患者さんのケアをする看護師としてはしっかり手指の清潔を保つためにも、手荒れを予防して正しい手指消毒をし感染対策をすることが必要ですね
予防方法
普段の生活の中での予防
- 水仕事の時はゴム手袋を使用して手肌をガードする
- 手洗いや水しごとはぬるま湯で、熱いお湯で行うと皮脂を奪ってしまいます
- 手肌が濡れた時は、優しくふき取る、濡れたままにしないことが大切です
- ハンドクリームを目につく場所に置いて、ハンドケアをする習慣をつける
熱いお湯で手洗いしちゃいけないってわかっているけど、手荒れの時って熱いお湯でやると痒みがその一瞬だけ軽減するから、ついつい熱いお湯で手洗いとかしちゃうんですよね
ハンドクリームは日頃から頻回に使用し、皮膚の水分保持機能の低下を防ぎましょう、また角質バリア機能を正常に保つことで、手肌の水分の蒸発や外部からの刺激を防ぐことが大切です
医療現場での予防
- 保湿剤が配合されている速乾性手指消毒剤を使用する
- 石鹸をを使用した手洗い後は、十分にすすぐ
- 手を拭くときは、ペーパータオルで優しく押し当てるようにして水分をふき取る
- 完全に乾いた手に手袋を装着する
- パウダー付きの手袋そ使用している場合、石鹸と流水で手洗いをする
- パウダーフリー・ラテックスフリーの手袋を使用する
- 勤務中もハンドクリームを携帯しこまめに手肌の保護をする
勤務中は広口タイプのハンドクリームだと汚染しやすいため、感染の原因となる可能性があるのでポンプタイプやチューブタイプがオススメ
電子カルテで記録をしようとするとマウスが、ヌルヌルのことたまにありますよね
まとめ
私は長年手荒れと戦う日々でした、いろいろな予防方法を試しにやっていても私は面倒くさがりなので長続きがしませんでした
それでも仕事での手洗いは必要なので、なんとか改善したいと思っていました
私は最終手段で家事で水仕事を少なくするために「食洗機」を使用しました、生活の中での手肌へのダメージを減らすことで手荒れの改善ができ、今では手荒れに悩むことがなくなりました
「食洗機」は手荒れの改善だけでなく、忙しい共働きの夫婦にもいいアイテムだと思います
朝子どもに「早くご飯食べなさい」「歯みがきするよ」「早く着替えて」毎朝仕事に行く前戦場ですよね
「食洗機」があればこの戦いにも終止符が打てるかもしれません、食器洗いは全て「食洗機」に任して食器洗いをしていた時間で少しゆっくりコーヒーを1杯、心にゆとりができてから職場に迎えるかもしれませんね
今回は面倒くさがりである私の手荒れ対策について書いてみました、それぞれにあった手荒れ対策があると思うのでいい方法を見つけ出し手荒れのストレスから解放されることを願っています
最後まで読んでいただきありがとうございました
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